スコアをつければ組織は動く

スコアをつければ組織は動く

この仕組みが従業員をやる気にさせる

あなたは
子供のやる気を引き出すために
どんな事をしますか?

例えば、あなた自身も
「勉強しなさい!」
と周りの人に言われ

やる気がさらになくなってしまった、
という経験がある人は多いのでは
ないでしょうか?

少なくとも
「よし、勉強をしよう!
ワクワクしてきた!」
となる人はいないと思います 笑

子供のやる気を引き出すのは
難しいですよね。

これは、
会社での部下や従業員との関係とも
同じことが言えるでしょう。

やる気のない従業員や
アルバイト、パートなどに
「ちゃんと仕事をしてくれ」
「もっと考えて仕事して」
と注意やアドバイスをしても
まず改善されることはない。
やる気を出す事もない。

もしあなたが
経営者や店長、チームリーダー、
部下を持つ責任ある立場の方なら

彼らに対して
「何で俺が部下の
機嫌取りしなきゃいけないんだ…」

「あの人に任せても失敗が多いし
結局、最後は私がやらないといけない…」

「サボらずにやることをやってほしい
遊びじゃないんだから…」

と腹を立てたことが
一度や二度はあると思います。

そんなあなたに、

ひとつ、
相手のモチベーションを上げる
面白い仕組みづくりがあるので
紹介したいと思います。

その名も
「ペアレント・スコアカード」

もともと、ある父親が
ジュニア・バスケットボール・リーグに
入った12歳の息子のために作ったもので、

息子がチームへ積極的に参加し
モチベーションと
パフォーマンスをアップさせる
ために考案した得点表です。

この「ペアレント・スコアカード」は、
他とは違う、変わった特徴があります。

というのは、
ゴールを決めたポイントのみを
スコアとしてカウントするのではなく

・パスをした
・アシストをした
・パスカットをした
など

チームに貢献した
「貢献ポイント」も記録していきます。
ただし、ミスは記録しません。

プレイヤーに
(ここでは子供や従業員に)
楽しい経験に目を向けさせ
モチベーションを上げます。

さらに「貢献ポイント」を
棒グラフにすることで
上達しているかがひとめでわかり

あなたも
弱点が明らかになることで
強みを伸ばすこともできます。

このポジティブな得点が
日々記録させていくと、

子供はプレイをするごとに、

従業員は働くごとに、

記録されていく「貢献ポイント」に
関心を持ち、やりがいを感じます。

結果、
チームに貢献できるプレイヤーが
育っていく素晴らしい得点表です。

ひとつ事例を紹介しましょう

倉庫会社の従業員の
パフォーマンスを上げるために
この「ペアレント・スコアカード」が
実際に使われました。

この会社は
ある問題を抱えていました。

注文、発送過程における
製品の損失、破損、盗難
による損失が2500万円を超え

年間だと3億円以上が
無駄になっていたのです。

この損失をなくため、
倉庫で働く従業員が
毎月の損失を自分の問題として
受け止める必要ありました。

そこで、
「ペアレント・スコアカード」
を用い

商品の破損や紛失、盗難の数を
数えるのではなく、

良い状態で時間通りに届け、
責任を果たした商品が
どれだけあるか

つまり、
自分が貢献したポジティブな数字
「貢献ポイント」を
記録していきました。

結果、最初の年には
3億円の損失を
3分の1の1億円に減らす事が
できたのです。

もしあなたの会社やお店で
ミスによる損失が多かったり、
従業員のモチベーションが
思うように上がらないのであれば

給料アップなど報酬を与える前に
仕事のポジティブな面に目を向けさせ

従業員のやる気を起こさせる
「ペアレント・スコアカード」
を実施させてみてはいかがでしょうか?

「私がやります!」
と従業員が自ら責任を持ち
楽しみながら仕事を
してくれるようになるでしょう。

この「ペアレント・スコアカード」や
従業員を動かす仕組みづくりを
もっと知りたいならば、
『スコアをつければ組織は動く』
を読んでみてください。
おすすめの書籍です。

スコアをつければ組織は動く

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