レストランのメニューから考える効果的な値段の見せ方

突然ですがクイズです。

レストランのメニューがあります。
次の3つのうち、
一番多く注文が取れたのはどれでしょう?

① ¥記号をつけた数字で表示:¥1,200

② ¥記号をつけない数字表示:1200

③ 文字で説明:千二百円











正解は②です。

でも、
全て同じ値段を伝えているのに、
不思議じゃないですか?

なぜ②が一番 多くの注文を
取ることができたのか、、、、

これには、人間の脳の
「ある仕組み」が関係しているんです。

ハーバード大学の
マーケティング学教授によれば、
私たちの思考・感情・行動の95%は
無意識のうちに決定されるそうです。

そして、この考えは脳科学の分野でも
異論がないほど認知された
基本原則とされています。

ちなみに、今回のクイズは、
アメリカにあるコーネル大学の研究チームが
「95%の無意識の決定」を
確かめるために行った実験なんです。

ここでは

「商品を購入する前に
”お金”に関するイメージを
強く持たせた場合と、そうでない場合で、
購入結果に差が出るかどうか」

を確かめことがポイントでした。

つまり、、、

① ¥1,200→¥記号をつけおて「お金をイメージさせる」

② 1200→数字のみで「お金をイメージさせない」

③ 千二百円→円をつけおて「お金をイメージさせる」

結果、「¥」「円」という表示で
お金をイメージさせた①③よりも、
②の数字のみを見たお客の方が、
かなり多くの金額を費やしていたことがわかりました。

多くの会社はお客さんに
自分の商品やサービスをアピールする際、
他と比べて「安い」とか、
「品質が良い」といったアピールをします。

もちろん、これは悪いことではないですが、
値段や品質の説明は人間の脳の
5%の部分(意識的に考える部分)への
アピールなんです。。

残りの95%を占める
潜在意識へのアピールを無視するのは
もったいないと思いませんか?

自分の周りの広告やチラシを
ちょっと思い返してみると、、、



ほとんどの会社が
値段や品質について
アピールしているのではないでしょうか??

つまり、もしあなたが、
こういうちょっとした
マーケティングの方法を知れば、
他社とは違うアピールができるようになります。

そして、きっともっと多くのお客さんが、
あなたの商品に反応してくれるようになるでしょう。

『脳科学マーケティング100の心理技術』には
他にも99個のアイデアが紹介されています。

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