ビジネスで成功するために
一番大事なものは何だと思いますか?
商品でしょうか?
知識でしょうか?
それとも人脈?
もちろんどれも大事ですが、
実は一番大事なのはビジネスに対する
マインドセット(考え方)です。
このマインドセットが弱いとどんなにいい商品や
並外れた知識があっても成功できません。
逆にマインドセットが強いと多少のハンデを
乗り越えることもそう難しくありません。
億万長者メーカーと言われているダン・ケネディは
『不況に強いビジネス戦略』という本で
延々とマインドセットの話をしています。
例えば、
「起業家がマスターしなければならない6つの能力」
についてこんなことを言っています。
中小企業の経営者と起業家との大きな違いは、
これらの能力のそれぞれに力を入れているかどうか、
そして順番にアプローチしているか、
それとも同時にアプローチしているかである。
6つの能力とは
- 魅力的な製品、サービス、特典などを提供する能力
- 手頃な価格で顧客を獲得する能力
- 最大の利益を得る経営能力
- 顧客を維持し、顧客価値を最大にする能力
- 価値と資産を創出する能力
- 個人的な目標やライフスタイルの目標を達成する能力
です。
そしてこう続けます。
経営者の典型は能力1に70パーセントを注力する。
2には20パーセント、3には9パーセント、
そして4には1パーセントだ。時間の経過とともにだんだんと賢くなり、
大金を稼ぐようになるとこの割合は変化する。試合も後半に入ると、5に取り組み始める。
6について考えることはまずない。
もし考えるとすると、それは引退がらみである。経営者は1だけで満足してしまうこともよくある。
そもそもそれをやるために
(市場戦略をするためではなくて)
実業界に入ったわけだから。経営者と1以外の能力との関係を
もっと正確に表すと、
2から6までを小さな箱として、
1つの大きな箱に入れた状態だ。大きな箱には「我がビジネス」と書いてあり、
1がその機能である。起業家の場合は、この6つの能力の図は
どのビジネスにも「重ね合わせ」ができ、
1つのビジネスから次のビジネスへと
移動しても力を発揮できる。その当然の結果として、
起業家の関心は1から6の間を
流動的に移動させることが可能だ。経営者は特定のビジネスに
これらの能力を取り入れようとするかもしれないが、
起業家はこれらの能力を完全に自分のものにして、
今のビジネスの枠を超えて
この能力を使いこなそうとするのだ。(『億万長者の不況に強いビジネス戦略』より)
もし、商品もあって知識もあるのに上手くいかない。
そんな方はこの本を読んでみてください。