あなたは
同じ行を何度も読んでしまう…
ってこと、ありませんか?
特に難しい本なんかだと
「ふむふむ…」
と読み進めていく途中で、
「あれ、おかしいぞ」
と気づくんですよね。
ネットで探してみると、
「あるある」「たまにある」
と同じような声がたくさんありました。
ビジネス速読術を教えている
寺田昌嗣氏はこの現象を、
「方向音痴の読書」と呼んでいます。
町を歩くときに、
足もとやお店ばかり見ていて、
自分がどこにいるかわかっていない
ということですね。
つまり、迷子になっていると。
(僕も知らない街でよく迷うのでわかります汗)
ではどうすればいいのでしょうか?
1つの対策として、寺田氏は、
【先行オーガナイザー】を使うことを
勧めています。
詳しく説明する前に、
まず実験をしてみましょう。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
●実験●
次の四文字を並べ替えて、
正しい言葉を作ってください。
2種類あるので、それぞれ
全部で何秒かかったか計測しましょう。
(数秒考えてわからないものはパスします)
時計の秒針を確認して、
では、スタート!!
↓
はい、どうでしたか?
では次にいきます。
↓
ヒント:食べ物の名前です
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
・・・どうです?
かなり時間が変わりましたよね?
(※答えは後半に載せます)
これが先行オーガナイザーの力です。
寺田氏はその著書
『フォーカス・リーディング習得ハンドブック』で
この仕組みをドライブにたとえて
次のように説明しています。
はじめての道でも、
要所に道案内の立て看板が
配置されていたり、あるいは、カーナビが
適切にガイドしてくれれば、
ストレスはかなり軽減されるはずです。読書でも同じです。
あらかじめ内容を示してくれる
ガイド役をうまく利用すれば、
非常に快適な読みが実現できます。新書やビジネス書、ノウハウ書なら、
章のタイトルや小見出しがそれに当たります。これらをしっかり押さえておくのと、
さらっと流してしまうのとでは、
その後の処理の負荷がまったく異なります。章タイトルや見出しのように、
後に続く内容の理解を
ナビゲートしてくれる要素を
「先行オーガナイザー」と呼びます。
そして、こう続きます。
あなたはこれまで、
見出しをほとんど読んでいないか、
読んだとしても、
本文と同じレベルでさらっと
流すだけだったのではありませんか?すでにおわかりの通り、
それは大きな損失です。見出しが出てきたら、
そこまでの流れを
軽く振り返る習慣をつけましょう。わずかそれだけの労力で、
後に続く文章を「わかる」レベルの
ギアで流しても、しっかりと
理解・記憶ができるようになります。(『フォーカス・リーディング習得ハンドブック』より)
いかがでしょうか。
このように、
効率的な読書のコツを知るだけでも、
読書のストレスは軽減されて、
さらに実践を続けていけば、
・ちょっと気になる新刊書を
サクッと処理して
成果につなげていける読書
・分厚い本でも、
自分のほしいポイントを
要領よく押さえて
成長につなげていける読書
が可能になると、
寺田昌嗣氏は言います。
ぜひ、あなたも、
この先行オーガナイザーを使って、
今までよりも、理解・記憶ができる
ラクチンな読書を楽しんでください。
では、クイズの答えです。
①ひまわり、②エアコン、③靴下、
④スタンド、⑤飛行機、⑥古本、
⑦太陽、⑧地下鉄、⑨韓国、⑩作戦
2の答え:①オムレツ、②焼き鳥、
③タピオカ、④唐揚げ、⑤カステラ、
⑥たこ焼き、⑦ようかん、
⑧みそ汁、⑨のど飴、⑩タケノコ
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