「遊べる本屋」をキーワードに全国展開している
ヴィレッジヴァンガード(以下ヴィレヴァン)
というお店をご存知でしょうか?
ヴィレヴァンは、お世辞にも
万人受けするとは言えない門構えで、
一言で言えば「カラフルでごちゃっ」としています。
まずパッと入り口を見た時に
何を売ってるお店なのかすぐにわからないのです。
店内にはところ狭しと商品が並べられ、
各商品にはスタッフ直筆のレビューPOPが
デカデカと貼られています。
商品はまるでパーティのような装飾が施され、
下北沢店や吉祥寺店などは
「サブカルチャーの殿堂」のような佇まいです。
そんなヴィレヴァンですが、
同社の営業企画部リーダーの方が
最近ある連載コラムで興味深い話をしていました。
「5%の方に思い切り満足してもらえるような店を目指そう。
それによって95%の方に満足されなくても構わない」
と断言していたのです。
このようにヴィレヴァンは
いわゆる「ニッチ戦略」をずっと貫いてきたわけですが、
この数字には実は根拠があります。
彼がかつて勤務していた東京のある店舗では
テナントビルの入館者数や他のテナントの
売り上げも見ることができたそうです。
そこで知った衝撃の事実こそ、
「95%の人がヴィレヴァンを素通りし、
入店率はわずか5%だった」ということ。
確かにヴィレヴァンは、店舗ごとの顧客数こそ少ないです。
売り上げもそこまで大きいわけではありません。
しかし客単価とリピート率アップにフォーカスし、
独自の進化を遂げてきたからこそ
彼らは創業から10年、ニッチ市場で生き残ることができています。
2014年には山形県にも店舗を出店し、
ついに全ての都道府県での出店が完了しました。
「ライバルがいなくなるまでニッチ市場に絞りこむ」
これはかつてドラッカーが言っていた原理原則です。
他がやりたいけどできないことを徹底してやり続ける。
その一貫したこだわりがこれまでのヴィレヴァンを
支えているのかもしれません。
生き残っている企業は総じて、
生き残るための原理原則を知っています。
そしてその原則は今も昔も変わらないのです。
もしあなたが、ご自分の会社や事業について
あらためて見直す時期に来ているのなら、
こちらの講座は間違いなくお役に立てるでしょう。
日本一ドラッカーをわかりやすく教えてくれる
『ドラッカーの「マネジメント力」養成講座』、
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『ドラッカーの「マネジメント力」養成講座』内容
1.ドラッカーは経営の原理原則
2.4つの質問
・事業に関する質問
・管理者に関する質問
・社員に関する質問
・仕事に関する質問
3.3つのマネジメント
・事業のマネジメント
・管理者のマネジメント(事業を実行させる)
・人と仕事のマネジメント
4.まとめ
講師紹介
藤屋 伸二(fujiya shinji)
藤屋マネジメント研究所 所長/差別化戦略コンサルタント
1956年福岡県生まれ。1996年 藤屋マネジメント研究所を設立。
1998年からドラッカーをコンサルティング理論のベースに置く。以後、ドラッカーの著書を183回以上も読み込んで独自のコンサルティング手法を編み出し、200社以上の業績伸長やV字回復を支援してきたドラッカー活用のスペシャリスト。
ドラッカー関連の著書・監修書19冊(5冊は海外でも発行)の累計は181万部を超え、コンサルティング・社員研修・セミナー・講演などを通じてドラッカー活用法の普及活動に努めている。このようなことから「日本でドラッカーを最もわかりやすく伝える男」と言われている。
現在、中小企業経営者向けにドラッカーを活用して業績アップの手法を学ぶ【ドラコン藤屋の経営塾】を主宰している。
ビジネス書を読むときのコツ
ビジネス書を読むとき
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今あなたが困っている課題を解決するアイデアを
探すように読んでみてください。
役に立つアイデアが見つかったら
本を読むのを中断して
すぐにそれを行動に移してみてください。
そうすることで、買った本を
ただの読み物で終わらない
生きた情報にすることができます。