会社を蘇らせた「創業者への手紙」

「我々は未来を失った」

1999年、
同族経営の総合ハウスメーカー
ポラスグループ創業者の
中内俊三氏が脳卒中に倒れた。

立て直しに入った外部の
コンサルタントチームが見たものは、

「崩壊寸前の組織」

だった。

リーダー不在で会社は激しく動揺、
管理職の息子3人は何をやってもうまくいかず、
幹部の1人は「未来を失った」と感じていた…

会社は、完全に行き詰まっていた。

・・・

そんな時、
コンサルチームは

「パフォーマンスアップ3つの法則」

というものを基盤に計画案を立て、
1つ”ある奇妙な提案”をした。

それは、親族と経営幹部が
創業者に向けた手紙を書くことだった。

すると不思議なことが起こった。

手紙を書きながら涙するものもあれば、

深く考え込む者、優しい創業者を
思い出して笑みを浮かべる者もいた。

取締役会の一人はこう宣言した。

「私1人ではわが社の未来を
見出すことができません。

ですが、私は期待に応えるために、
また、創業者がお望みになったであろう
レベルを凌ぐべく、社員を
まとめ上げていきたいと思います」

・・・

こうして、ポラスグループは
失った未来を取り戻し始めた。

当時1100億ほどだった売上は
リーマンショック危機で落ち込むも
堅実な成長を続け2000億円の大台を突破した。

さらに、
17年連続のグッドデザイン賞を始めとし、
環境責任や地域貢献などの分野で
数々の賞を受賞している。

・・・

…では、コンサルチームは
一体何をしたのでしょうか?

その鍵は「言葉・言語」にありました。

“問題は、後継者育成でも企業戦略でも
職責でもなく「言語のもつれ」にある”

“口調、声の高低、身ぶりなど
「言外に伝達される情報」も含む言語。
これこそが会社のパフォーマンスを
下げている原因だ”

創業者に向けた手紙は、
経営幹部たちの「言外の想い」を
明らかにするアイテムだったのです。

ベストセラー
『パフォーマンスアップ3つの法則』
にはこうあります。

言外の情報には、思い込み、期待、
落胆、憤り、後悔などもあり、
それをみんなが心に隠し持っている。

誰もが、
「建前と(時に無自覚な)本音」
を持っています。

誰もが、表向きの言葉と、
本当の考え(想い)を持っています。

そして、

【 言葉&考え(想い) → 行動 → 結果 】

だとすると、

個人でも組織単位でも、
言葉と考え・想いが一致しているときは、
行動の精度が高くなり、結果が出ます。

一人一人が自信に満ち溢れ、
意欲的に働き、結果を残してくれます。

しかし一方で、

言葉と考え・想いが不一致のときは、
行動の精度が低くなり、結果が出ません。

組織であれば、
足の引っ張り合い、噂話、愚痴や不満、
モチベーションの低下につながるでしょう…。

結局のところ、
会社が行き詰まる最大の要因は、

「人の問題」

そして、

【 言葉&考え(想い) → 行動 → 結果 】

で考えると、
人の問題を解決する手段の1つが、
「言葉を変える」というものです。

まずはその一歩として、

あなたの会社で
どんな言葉が発せられているか、
どんな言外の情報が飛び交っているか、
どんな思いを持って社員は働いているのか、

を探ってみてはいかがでしょうか。

人の問題、ひいては会社の問題を
解決する糸口がきっと見つかるはずです。

・・・

今日は、
書籍『パフォーマンスアップ3つの法則』より、

バラバラの組織を強くし、
会社のパフォーマンスをあげるヒントを
1つお伝えしました。

これは、20ヶ国・約300社に及ぶ
コンサルティング経験から発見された、
人の問題を解決するための法則ですが、
このような法則はあと2つあります。

もしあなたが、
社員がやる気に満ち溢れ、
自然と最高のパフォーマンスを
発揮する強い会社を作りたいなら、

ぜひ『パフォーマンスアップ3つの法則』を
読んでみてはいかがでしょうか。

『パフォーマンスアップ3つの法則』

パフォーマンスアップ3つの法則

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