先日、面白い広告を見つけたのですが、
これがSNSやネット上の至る所で
話題になっていました。
個人的にすごく感動したので
シェアさせてください。
※元日の新聞に掲載されたものなので
あなたも見てるかもしれません。
①まず、下の文章を一行ずつ読んでみてください。
⬇︎ ⬇︎ ⬇︎
大逆転は、起こりうる。
わたしは、その言葉を信じない。
どうせ奇跡なんて起こらない。
それでも人々は無責任に言うだろう。
小さな者でも大きな相手に立ち向かえ。
誰とも違う発想や工夫を駆使して闘え。
今こそ自分を貫くときだ。
しかし、そんな考え方は馬鹿げている。
勝ち目のない勝負はあきらめるのが賢明だ。
わたしはただ、為す術もなく押し込まれる。
土俵際、もはや絶体絶命。
⬆︎ ⬆︎ ⬆︎
②ここまで読んでくださったあなたへ。
文章を下から上へ、一行ずつ読んでみてください。
逆転劇が始まります…
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いかがでしょうか?
これは、そごう・西武の正月広告
「さ、ひっくり返そう。」
幕内最小の力士「炎鵬」を広告モデルに
起用したコーポレートメッセージです。
どうせ奇跡なんて起こらない。
そんな諦めの感情をひっくり返す。
たくさんの人の励みになる素敵な広告です。
それにしても、なぜこの広告は
ここまで多くの人の心に
刺さったのでしょうか?
広告に込めた思いについて、
そごう・西武の広報担当者はこう話します。
生き方すべてにおいて、
周囲からのさまざまな
制約にとらわれてしまうのではなく、あなたらしくいてください
というメッセージです。逆境にあっても前向きに生きる
象徴的なお客さま像=『わたし』として、
今回の広告の中の主人公としています。(「withnews」より)
、、と。つまり、
お客さんを「主人公」として
広告を作っているんです。
◆2つの結末を旅する主人公
『ストーリーブランド戦略』という書籍では
商品やサービスではなく、
お客さんを「主人公」にする
というのは鉄則ですが
一つ感じたのが、
この広告の主人公(お客さん)では
「回避したい結末(バッドエンド)」
「成功する結末(ハッピーエンド)」
の2つの結末を体験できるということです。
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⬇︎どうせ奇跡なんて起こらない
勝ち目のない勝負は諦めるのが賢明だ
↓
為す術もなく、押し込まれる
土俵際、もはや絶体絶命
(回避したい結末:ピンチ)
⬆︎どうせ奇跡なんて起こらない →信じない
勝ち目のない勝負は諦めるのが賢明だ →馬鹿げてる
↓
大逆転は起こりうる
(成功する結末の暗示)
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つまり、ちょっとしたストーリーに
なっているんですよね。
人の信念や価値観、思い込みを
変えるのは本来すごく難しいことです。
しかし、これほど真逆の価値観なのに
多くの人に受け入れられているというのは
ストーリーの力があってこそ
なのかなと思います。
ぜひあなたも、
お客さんを「主人公」にして
メッセージを発信してみてください。
もっとお客さんを引き込める
ブランディングができると思います。^^
PS
もしあなたも
お客さんを「主人公」にして
物語の力でファンを増やしたいなら
この本は必読書かもしれません…
↓ ↓ ↓
ビジネス書を読むときのコツ
ビジネス書を読むとき
最初のページから最終ページまで
全ての内容を読もうとする必要はありません。
本に書いてある内容はあくまで
あなたのビジネスに役立てるための
ツールだからです。
今あなたが困っている課題を解決するアイデアを
探すように読んでみてください。
役に立つアイデアが見つかったら
本を読むのを中断して
すぐにそれを行動に移してみてください。
そうすることで、買った本を
ただの読み物で終わらない
生きた情報にすることができます。