「部下の聞く姿勢を変えてみよう」
部下の動かし方、
チームの動かし方について。
部下やメンバーが動かない本当の理由は、
実はリーダーシップの欠如ではありません。
もちろん、強力なリーダーシップがあれば
人を動かすことは可能です。
しかし、優れたリーダー的人材を頼りに
組織を動かそうとしても上手く機能しません。
なぜなら、優れたリーダーとなる人材は
世の中にほとんどいないからです。
では優れたリーダーに頼らず
部下やメンバーを動かすために
一体、どうすればいいのでしょうか?
組織の力を上手く結集するには
よく価値観を合わせなさいと言われます。
実際、チーム全員の価値観が合っている
組織は大きな生産性を発揮します。
しかし、『トライブ』によると
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何年も前に私たちは
アメリカ政府のある機関で
コンサルティング業務を行った。
訪問してみると、職員や管理者はオフィスや
小部屋の中に立ったまま廊下のほうを眺めていた。
まるで寝起きのような表情だったし、
実際多くはそうだった。
手にしたコーヒーのマグカップには
「こんなことより釣りがしたい」
「週末だけが生きがい」というような言葉が
見てくれといわんばかりに書いてある。
このトライブにおいては、
チーム作り、士気を高めるスピーチ、
核となる価値観の議論、新戦略計画などを
いくら増やし たところで、
何の変化も起きなかっただろう。
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価値観を合わせるにしても
その対象となる人が仕事に無関心だと
何の変化も起こすことができないそうです。
確かに、聞く姿勢を持っていない人に
組織の価値観の重要性をいくら説いても
なかなか受け入れてもらえません。
人は自分が大事と思っていないことを
真剣に扱わないからです。
しかし、どんな人であっても
ひとたび大事な事であると認識すれば
真剣に聞くようになります。
例えば自分自身や家族に危険が迫ると
必死になって情報を収集して
その危険を回避しようとします。
ですので、一見、仕事に無関心な人も
それが大事なことであると認識させたり
明らかに自分にメリットがあると分かれば
真剣に仕事に取り組む可能性があるわけです。
というわけで、人を動かすには
まずはその人の聞く姿勢を変える
努力をすればいいかもしれませんね。
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ビジネス書を読むときのコツ
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