“楽しく働くことが売上につながる”
そう信じる営業の山中さん(仮名)は、
成果が認められ主任に昇進。
その後も3期連続で
トップ成績を維持する活躍ぶり。
まさに飛ぶ鳥も落とす勢いでした。
しかし、ある日、、、
規律を重んじる上司に、
「言う通りにしないから」
という理由で降格されてしまいました…
そして、その後、
山中さんは退社を選択。
会社は成績優秀な人材を
失うことになったのです…
なぜこんな事態になったのでしょう?
部下と上司の頭の中では
一体何が起こっていたのでしょうか?
それは、、
手段の固定化
です。
こちらの図を見てください。
(目的は同じはずなのに、、、)
これを見てわかるように、
目的は同じなのに、
手段が異なっています。
さらに、お互いに手段は1つ、
と信じている(固定している)ので、
自分のやり方を相手に伝えても、
「お前のは間違っている!!」
と反発を食らうだけに終わります。
では、どう話し合えば、
上司は部下に仕事を任せられ、
部下は気持ちよく仕事ができるのか?
・・・
・・
・
答えは、シンプルです。
次にこの写真を見てください。
これが何か分かりますか?
もちろん分かりますよね。
では、あなたが部下だとして、
上司にこう言われたらどう感じますか?
(3つのケースがあります)
【ケース1】
上司「これは、ボールペンだ!!」
あなた(………………)
【ケース2】
上司「私の考えでは、
これはボールペンです」
あなた(………………)
【ケース3】
上司「私の思い込みかもしれないけれど、
これはボールペンに見えます」
あなた(………………)
* * *
どうでしょう。
同じものを見て、
同じようなことを言っているのに、
「伝え方」つまり、
コミュニケーションによって
かなり反応が変わるのを
体感できたはずです。
そう、
部下に仕事を任せて、
部下に気持ちよく仕事をしてもらうための
1つの答えは「伝え方」です。
ちょっとした伝え方1つ変えるだけで、
相手の反応や目つきが変わり、
そしてその仕事ぶりがガラッと変わることに、
きっと驚かれるでしょう。
そして鍵は、
このような人を動かすための
コミュニケーションの理解です。
P.S.
『地図は土地ではない』
これは、
NLPの開発に大きな影響を与えた学者
アルフレッド・ゴージブスキー氏の言葉。
例えば、この写真を見てください
どちらの図(地図)も
同じもの(土地)を見て作成されました。
しかし見た目は、
まるで違うものになっています。
(北半球と南半球なので真逆です。)
つい私たちは、
「地図は1つだ!」
と無意識に考えてしまっていて、
部下と上司の頭の中でも
同じことが起こっています。
「地図は土地ではない」
この言葉をいつも
心に留めておきたいものですね^^