老人と少年、
そしてロバが街に向かっていた。
少年がロバに乗り、
老人がその横を歩いていると、
通り過ぎる中に、
年寄りが歩いて
子供がロバに乗っているなんて
恥ずかしい
という人たちがいた。
二人は批判がもっともかもしれないと考え、
老人がロバに乗って少年が歩くことにした。
しばらく進むと、通りすがりの人が、
「ひどいじゃないか!
この男は子供を歩かせているぞ」
というのを聞いたので、
二人とも歩くことに決めた。
するとすぐに誰かが、
ちゃんとしたロバに乗れるのに
歩くなんてばかじゃないか
と言ったので、
二人は一緒にロバに乗った。
今度はすれ違った人が、
小さなロバに二人で乗るなんて
ロバがかわいそうだ
と言った。
少年と老人はその通りだろうと言って、
ロバを担ぐことにした。
橋に差し掛かった時、
二人はロバから手を離してしまい、
ロバは川に落ちて溺れてしまった…
* * *
…この話の教訓はなんでしょう?
それは、
”全ての人を喜ばそうとすれば、
不幸になってしまうかもしれない”
ということです…
僕たちは、
人のために何ができるか考えろと
小学校の時から
ずっと教えられてきました。
でも、大人になって、
何か違うと気付き始めるのです…
人のためを思って行動し、幸せになる人もいるが、
人のためを思って行動し、幸せになれない人もいる…
仕事では、起業家でも会社員でも、
みんなが”誰かにために働きたい”と
一生懸命です。
でも、その結果、
→自分が疲れ切って
ヘトヘトになったり…
→全ての要望に応えようとして、
お金も時間も残らず、余裕がなくなり、
家族にきつく当たったり…
→人を喜ぶ姿を見て自分も喜びたい
と思って独立したのに、結局、
誰かに使われるばかりの日々を送ったり…。
では、どうすればいいのでしょうか?
その1つの答えはとてもシンプルで、
『フリーエージェント起業術』の著者は、
「理想的な顧客がどういう人かを把握し、
明確にした資質の75%以上を持つ
顧客だけを選択することで、
もっと楽しめるようになり
より優れた結果を達成し、
信じられないほどの喜びと充足感を
ビジネスで体験できるようになる。」
と言っています。
つまり彼は、これらの資質の
75%以上を持つ人だけを顧客にし、
それ以外の人には、
「入場制限ポリシー」を設け、
追い払ってしまっている
ということですね。
「え、そんなことでき……」
…確かに、その気持ちはわかります。
でも、もう1歩踏み込んで
考えてみてください。
名著『エクセレント・カンパニー』で
有名なトム・ピーターズはこう言います。
「これはあなたの人生だ。
あなたの顧客は”あなた自身”である。
こうした判断を下すのは
公平で理にかなっており、
また必須なのだ」
そして、
「それを避けるのは誠実さに欠ける」
と。
そう、あなたの人生において
顧客とはあなた自身であり、
(自分を満たすことが第一であり、)
仕事の顧客をコントロールせずに
ストレスを感じているとしたら、
それは、自分の人生を
コントロールできてないのと同じなのです。
それでは本末転倒です。
誰の人生かわかりません。
顧客を制限することについて、
著者は、
「最も賢明なビジネスおよび人生の決断」
であり、
「いつの間にか、
仕事をするのが楽しい顧客で
予約をいっぱいにできるだろう」
と言っています。
>仕事をするのが楽しい顧客で
予約をいっぱいするシステムの秘密
* * *
とはいえ、
厳密に制限しようとして、
息苦しく感じては意味がないので、
そんな時は、
この言葉を思い出しましょう。
↓
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【子供のように遊び、笑えばいい】
これまで説明してきた
ビジネス・コンセプトが
厳しいと感じられたら、
あらゆる行動に
陽気さやユーモアを見出し、
楽しみが増えるのと同時に、
顧客の役にも立てられる方法を
考えるのを、忘れないようにしよう。
(中略)
人生や仕事にどうしたら
遊びをもっと取り入れられるか、
考えてみよう。
ためらうことなく、
こんな自分になろう。
・陽気で個性的
(自分らしくいよう)
・エネルギー満タン
(熱意は人に伝わりやすい)
・人を大いに笑わせる
(世界最強の営業テクニック)
子どもは平均で1日450回笑うが、
大人は15回しか笑わないそうだ。
もしそれが正しければ、
どうして楽しい時間が
435回も少ないなんてことに
なったのだろうか。
子供のような遊びの感覚を
取り入れれば、
予約でいっぱいのビジネスに
もう1歩近づくだろう。
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ぜひこの機会に、
どうやったら
子供のように楽しみながら
仕事ができるだろうか?
と考えてみてください^^
なぜなら、
あなたの人生の顧客は、
あなた自身なのだから^^
* * *
Sex and The Cityに出演した
一流俳優でもあり、
一流の起業家でもある著者が、
遊び心と情熱を込めて伝える、
“独立開業で失敗しない仕組み作り”について
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起業で成功し、仕事も人生もまるごと楽しむ方法
ビジネス書を読むときのコツ
ビジネス書を読むとき
最初のページから最終ページまで
全ての内容を読もうとする必要はありません。
本に書いてある内容はあくまで
あなたのビジネスに役立てるための
ツールだからです。
今あなたが困っている課題を解決するアイデアを
探すように読んでみてください。
役に立つアイデアが見つかったら
本を読むのを中断して
すぐにそれを行動に移してみてください。
そうすることで、買った本を
ただの読み物で終わらない
生きた情報にすることができます。