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季節外れの商品を売る3つのアイデア

太陽が照りつける8月のある昼間、
ちゃんこ鍋の店を発見した。

最近は涼しくなってきて
鍋を食べたくなる季節だが、
当時はまだ35度を超える暑さ。

「え? 真夏にちゃんこ鍋?」

と思いつつも、
気になって試しに入ってみた。

客は常連らしき営業マン1人だけ。

そして、

「いやぁ、こうも暑いと
お客さん来ないですねぇ…」

と、店主は常連さんに
愚痴をこぼしていた。

* * *

確かに、季節や天候に
左右される商品は、
売れ行きが不安定で難しい。

これは、飲食店や観光地、
スポーツ娯楽の事業をしている方の
共通の悩みでしょう。

さて、ここで問題です。

あなただったら
どうやって、35度超えの真夏日に
熱々のちゃんこ鍋を売りますか?

どうやって、売上が落ち込む夏場に
鍋を食べたいと思ってもらいますか?

例えば、

「冷やしちゃんこ、始めました」

なんてアイデアは良さそうですよね。
冷汁ってあるくらいですし。

でも、今回売るのは
熱いちゃんこ鍋だとすると、
どうでしょうか?

・・・

・・・・

何か思いつきましたか?

僕は、アイデア出しにもってこいの書籍
『脳科学マーケティング100の心理技術』
をペラペラとめくりながら、

とりあえず入店してもらうために、
看板の工夫を中心にして
3つのアイデアを出してみました。

それがこちら
↓↓

●購買のハードルを高くする(No.088)

看板にこんなキャッチフレーズは
どうでしょう?

「熱い夏をもっと熱くしたい
熱男に大人気の激アツ激辛鍋」

普通の人は体験しない
激アツで激辛のちゃんこ鍋を開発して、
ランチ1500円で売り出します。

これは通常の2倍の価格ですが、
ぜいたく品は購入プロセスのハードルを
少しあげた方が、実は、買いたい
という気持ちが高まることがあります。
(しかも利幅が大きく、店も嬉しい。)

中途半端に安くするよりは、
高くした方が効果的な時もあるんですね^^

●嗅覚を刺激して売る(No.013)

人間の感情の75%は、
においで引き起こされるそうです。

そこで、においを店外に出しまくり、
まず注意をひきます。
さらに入店してもらうため、

「アツアツのちゃんこを食べた後は、
キンキンに冷えたかき氷はどうですか?」

と看板でアピールも忘れません。
あとは、でっかいかき氷の模型と旗も
目立たせれば面白いことになりそうです。

●共通の敵を作る(No.022)

例えば、Appleと顧客の
共通の敵はWindowsですが、

ちゃんこ鍋とお客さんの
共通の敵ってなんでしょう・・・?

1つ挙げられるのは、
特に、女性にとってのオフィスや
カフェなど室内の冷房の効きすぎ。

僕も冷え性なのでよくわかりますが、
なぜか30度を超える真夏でも
上着を持っていかないとダメなんですよね。

オフィスもカフェも室内は寒すぎる。
つま先は冷えるし、指先は血色が悪くなる。

だから、

「冷えは美容の敵!」

「体が冷えていませんか?
オフィスの冷房の効きすぎは、
体によくありません」

と看板でメッセージを出すと、
あ、わかってくれてる、と
仲間意識を持ってもらえるかもしれません。

看板に余裕があれば、

・なぜ冷えが良くないか、
・温かい食べ物がどう作用するか、
・お店では何に注意を払っているか

を書きます。

適度な温度設定、ブランケットの用意、
鍋で汗かいた人のための冷たいタオルなど
心遣いが伝わることで信頼度が増すでしょう。

***

さて、いかがでしょうか。

何かインスピレーションは
湧いてきましたか?

この他にも、
『脳科学マーケティング100の心理技術』には
人間心理を調査した面白い
実験結果がほぼ毎ページ載っています。

ただし、ページを適当にめくるだけで
安定した売上につながるアイデアが、
湯水のように湧いてくるので、
アイデアに溺れないよう要注意です^^

売れるアイデアに溺れたい人はこちら

P.S.

もう1つおまけです。

●メンバーズカードで囲い込み (No35)

熱々のちゃんこ鍋、
冬場は流行っているはず。

じゃあ、その間に
できる手を打っておけば、
夏場の売り上げにつながる。

冬場のうちにポイントカードや
メンバーズカードの利用を促し、

「メンバーだけに、
夏場来店の限定メニュー」

を紹介する。

先ほどの激アツちゃんこでもいいし、
冷やしちゃんこでもいい。

他は、ポイントカードを完成させるには、
夏場に3回以上の来店が必要とか。
何かプレゼントでもいいし、
「ちゃんこ好きの勲章」の記念品でもいい。

このように、調子のいい時に
手を打っておけば、季節に
左右されない売上につながりますよね^^

ここをクリックして季節に
左右されない売上を手にいれる

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コロンビア大学が、高級食料品店で
ジャム6種類、もしくは24種類から選択を
迫られた場合の消費者行動を比較する研究を行った。

選択肢が24種類に増えれば、
立ち止まって商品をチェックする顧客は多くなり
その割合は60%、選択肢が6種類と限られている場合は40%でした。

しかし、購買行動を見てみると
6種類のジャムの場合は、顧客の30%が商品を購入したのに対し
24種類のジャムで何かしら購入した人は
わずかの3%だったと言います。

選択肢が少ないほうが多い場合よりも”10倍”売れたのです。

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実際に選択肢を減らせば売上が上がる例は
他にも、、、

ウォルマートではピーナッツバターのブランドを
2つ減らした所、このカテゴリーの売上がアップ。

P&Gでは、スキンケア商品の品揃えを削った所
そのほかの商品の売上が増加。

などがあります。
つまり選択肢を増やすと
結局迷って購入しない事が
研究結果によって明らかになっているんですね。

もし、あなたのお客さんが商品に興味はあるけど
なかなか購入につながらないならば、

一度商品数を見なおしてみると
売上が上がるかもしれませんね。

私のように種類が多すぎて迷った結果
何も買わない人がたくさんいると思いますので

『脳科学マーケティング100の心理技術』には
顧客の脳に訴える、すぐに使えて効果が出る
マーケティング手法が100個載っています。

心理学を学びたいと思う人には物足りないかもしれませんが
すぐに使って売上を上げたいという人には
オススメの1冊です。

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脳科学マーケティング100の心理技術

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