起業家を陥れる罠…

「こんな機能があれば便利だ」

「今までにないこのボタンをつければ、
さらに便利になるはずだ!」

「そうか、今までこの機能が
なかったんだ。これを追加すれば
完璧だ!」

そうして、次から次へと
”便利だと思える”機能が
追加されていった。

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これは、ある商品の
開発ストーリーなんですが、
何か分かるでしょうか?

そう、テレビのリモコンです。

リモコン

今やテレビのリモコンは、
大量のボタンが、所狭しと
並んでいます。

便利だと思える機能を
どんどん追加していった結果、
使わないボタンが半分以上を占める
とても使いにくいリモコンが
出来上がりました…。

この話は、我々起業家にとって
とても重要な教訓です。

これは、起業家がよく
陥ってしまう罠だからです。

常に気をつけておかなければ、
ついつい同じようなことを
してしまうのです。

冒頭の話、
あなたはどこがおかしいか
分かるでしょうか?

開発者全員「複雑にしよう」なんて
1ミリも思っていません。

「完璧な商品を作ろう」と
必死に考えています。

毎日ビジネスの勉強をされている
あなたなら、もう分かっているかも
知れませんね。

そうです。
お客からの視点が一切無い
ということです。

全て、作り手から考えたもの。

こんな機能も、あんな機能も
というのは、全て社内から
出てきた案であって、

それを本当にお客が求めているか
という視点が全く無い。

これが、起業家がついつい
陥ってしまう罠なんです。

ビジネスで成功を収めるためには、
この罠の存在を知っておかなければ
いけません。

ビジネスで大きな成功を収めている人に

「ビジネスで成功するための秘訣を
たった1つをあげるとすれば?」

と聞くと、ほぼ全ての人が、
こう答えるでしょう。

ビジネスで成功する秘訣。

そう。
お客が欲しいモノを見つけて
それを手に入れる方法を教えてあげる
ということです。

お客が求めているものは何か?
心の底に眠っている欲求は何か?

それを見つけて、
それを手に入れる方法を
教えてあげることが、
ビジネスで成功する秘訣です。

さて、あなたはこの罠に
ハマっていないでしょうか?

お客が本当に欲しがっているものは何ですか?

徹底的に調べて、それを提供しましょう!

 

P.S.
とはいえ、「人間の欲求」というのは
なかなか分かりにくいものです。

例えば、
最初に出したリモコンの話に戻ると、
お客さんに「何が欲しいですか?」と聞くと
きっと、
「こんなボタンが欲しい」
「こんな機能が欲しい」
と言うでしょう。

でもそれは、本当に
求めているものとは違う場合が
ほとんどです。

「人間の欲求」を知ることは
起業家としてとても重要です。

この本『現代広告の心理技術101』のp29を見れば、
「人の根源的な欲求」を
知ることが出来ます。

これを知ってお客の話を聞くと、
本当に求めているものは何か?
が分かるようになるので、
とてもオススメです。

『現代広告の心理技術101』

 

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