私たちは自分を大切にしていない。
それが、健康、幸福、生産性を
損なう結果につながっている。(『忙しい社長のための「休む」技術』より)
行動のモチベーションは、
「自分自身の存在意義」
を認識するところから生まれます。
「自分は何のために働くのか?」
「自分は何のために存在しているのか?」
を明らかにしないと、
モチベーションが続かないし、
全力で仕事に打ち込むこともできません。
(ちなみにそういうことを見つけるために、
日本の歴史を学ぶことは非常に価値のあることです…)
これについて、
『忙しい社長のための「休む」技術』では、
”精神的エネルギー”と呼んでいるのですが、
ではどうやって精神的エネルギーを高め、
モチベーションを高めるのでしょうか?
知らない人からかかってきた電話に折り返したら、
それが留守番電話になっていて、
次のようなメッセージが流れてきたら
どう感じるだろう?「あなたは何者ですか?
あなたが本当に求めているものは何ですか?
発信音の後にメッセージを残してください」これはかなりの難題だ。
あなたは何と答えるだろう?
きっとこれは人生で最大の問いになるだろう。「あなたは何者ですか?」は、
「あなたは何を最も深く信じていますか?」
という質問に置き換えられる。「あなたが本当に求めているものは何ですか?」は、
「あなたが自分の人生で実現したいことは何ですか?」
と考えていいだろう。精神的エネルギーは、
私たちが自分個人の利益を超えた、
もっと大きな何かのために役立とうとする思いから引き出される
特別で力強いエネルギー源だ。そうした行動は、ただ自分の必要を満たし、
個人としての目的を果たそう
とするだけではめったに得られない、生きる意味、
存在意義、そして、
他者とのつながりを与えてくれる。人のためになることをすると、
人間としての奥行きが深まる。
もっと大きな人間になれるのである。ー中略ー
次の問いに取り組んで欲しい。
これに答えることで、
あなたが最も大切にしている
価値観を思い出せるはずだ。問:あなたが我慢できないと感じる
人達の行動を考えてほしい。彼らはどんな人だろう?
それぞれの特徴のすぐあとに、
それと反対の特徴を挙げていこう。おそらく、答えのあとで、
その反対の性質として
書き込んだ言葉やフレーズが、あなたが最も大切にしている
価値観を指し示しているはずだ。他の人の”我慢できない”ところを考えると、
本能的な反応を引き出すため、
あなたが本当に感じていることを
ほぼ正確に映し出す。そして、
我慢できないところの反対を考えると、
自分が本当に”体現したい”価値観が
明らかになる。たとえば、
けちけちした人に我慢できないのなら、
おそらくそれは、あなたが人に親切であることに
価値をおいているからだろう。もし無礼な態度にイライラするのなら、
それは、あなたが思いやりに
価値を置いているからだろう。(『忙しい社長のための「休む」技術』より)
さて、あなたの価値観は何でしょうか?
あなたは何者でしょうか? あなたが本当に求めているものは何でしょうか?
精神的エネルギーは、満たされていますか?
仕事や日々を一生懸命に生きる
モチベーションは十分ですか?
年末年始すこし時間をとって
考えてみてはいかがでしょうか?
ビジネス書を読むときのコツ
ビジネス書を読むとき
最初のページから最終ページまで
全ての内容を読もうとする必要はありません。
本に書いてある内容はあくまで
あなたのビジネスに役立てるための
ツールだからです。
今あなたが困っている課題を解決するアイデアを
探すように読んでみてください。
役に立つアイデアが見つかったら
本を読むのを中断して
すぐにそれを行動に移してみてください。
そうすることで、買った本を
ただの読み物で終わらない
生きた情報にすることができます。