年商7兆2,936億円。
従業員数7万人。
社歴128年。
これは日本生命の会社概要です。
もし、あなたがこれから生保業界に参入するとしたら、
どうしますか?
保険だけでなく、
どの業界でも大手企業があるため、
自分の業界で考えてみてください。
なお、日本生命は、7万人のうちの
7割である5万人が営業部員で、
顧客1人1人のために
保険を1から作り上げるサービスを
強みにしているので、顧客満足度が高く、
売り上げを上げています。
しかし、その強みである営業部員が
「弱点」となってしまい、
踏み込むことができなかった
市場があるんです。
その市場とは、なんでしょう?
あなたの業界にもあるかもしれません。
大企業の強みを弱点にし、
売り上げを上げ、安定した収入が手にはいる市場、、、
それは、インターネットです。
インターネットを販売の場にすると、
5万人もの営業部員が不要となります。
そのため、日本生命はインターネット市場を
諦めなければいけなかったのです。
そして、その「弱点」に目をつけて、
インターネットの市場で
生保業界に新規参入した企業があります。
それが、ライフネット生命です。
ライフネット生命は、
従業員の人数が、100人ほどしか
居ないのに毎月平均で13.8%もの成長率を誇っています。
これは、
ライフネット生命が、
大企業の踏み込めなかった利益の出る
市場を見つけることができたからなのです。
『ニッチ戦略の教科書』にはこうあります、、、
「巨人の足元をすくう戦略」
ビジネスモデルを工夫すれば、
大企業が参入したくてもできない状態を作ることができる。「参入したいが、参入できない」
そんなジレンマを大企業に感じさせ、
参入を遅らせる、あるいは諦めさせる
ジレンマ戦略には4つのタイプがあります。その一つが、、、
大企業の強みを足かせにさせる
という戦略です。
まさにライフネット生命は、
大企業にとっての
「足かせ」に目をつけ、
そこに特化することで、売り上げを上げ、
継続的な収入を得ることができたのです。
巨人の足元をすくい、
小回りのきく中小企業ならではの
戦略で成功する方法は、
ほかにも3つあります。
それは、、、
↓
『ドラッカーに学ぶニッチ戦略の教科書』
ドラッガーの本は難しいという印象があるかもしれません…
この本の著者はドラッカーの本を
日本一わかりやすく伝える藤屋伸二氏です。
ドラッガー関連の著書はこの本で、10冊目。
関連本の累計は、247万部を超えます。
日本では、10万部売れればベストセラーと呼ばれます。
ドラッカーに関しては日本で右に出る人がいないほど有名な人なので、
もしかしたら、あなたもご存知かもしれません。
その藤屋氏が継続的に儲かるビジネスモデルである
ニッチ戦略の作り方を書いた本です。
この本には、ワークシートが同封されているので、
誰でも簡単に、競合を引き離す戦略を作ることができます。
この本は、日本の事例や図、ワークシートなども多く
読みやすい本です。
ドラッカーの「マネジメント力」養成講座
ドラッカーの本は
読みづらい
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良いことは言っているけど、実践できない…
という事に悩む方には
藤屋伸二氏の動画講座
『ドラッカーの「マネジメント力」養成講座』
もオススメです。
ビジネス書を読むときのコツ
ビジネス書を読むとき
最初のページから最終ページまで
全ての内容を読もうとする必要はありません。
本に書いてある内容はあくまで
あなたのビジネスに役立てるための
ツールだからです。
今あなたが困っている課題を解決するアイデアを
探すように読んでみてください。
役に立つアイデアが見つかったら
本を読むのを中断して
すぐにそれを行動に移してみてください。
そうすることで、買った本を
ただの読み物で終わらない
生きた情報にすることができます。