PR

副業から3兆円稼いだ2人の男の物語

1950年台後半、
フィリップは
オレゴン大学陸上部の
中距離ランナーだった。

当時のアメリカ製
トラックシューズは質が悪く、
新品でも価格は5ドル。

約8kmを一度走っただけで
ボロボロになった。

フィリップは自分の
トラックシューズを
できるだけ改造し、
地面との摩擦を減らして
耐久性をもたせていた。

その後、大学院に進むと、
スモールビジネス開発に
関する授業をとった。

そこで、
新しいビジネスを考案せよ
という課題が与えられる。

大学の陸上部時代の
経験が頭をよぎり、

フィリップは
「質の高い運動靴の販売」
というアイディアを
思いついた。

コストを抑えるために
日本で製造することにした。
(当時は日本の方が人件費が安かった)

フィリップのアイディアは
大学院の課題でかなりの
高評価を得た。

大学院卒業後に
日本のデパートに行ったとき、
並んでいる運動靴に
フィリップの目は
クギ付けとなる。

オニツカタイガー製の
運動靴に感動したという。

気がつけば、フィリップは
オニツカ・タイガーの
社長に電話をかけ、
アメリカ製の運動靴について
語って聞かせていた。

それから間もなくして、
フィリップは アメリカ西海岸での
オニオツ・タイガー製運動靴の
正規販売権を手に入れていた。

サンプル品が届くのを待つ間、
フィリップは経理の仕事につき、
大学で講師の職も得た。

1年後にサンプル品が
届いた頃には、

フィリップのビジネスプランは
完成しており、 米国内で
重要な人脈をいくつか
持つようになっていた。

そのうちの1人が、
オレゴン大学陸上競技の
伝説のコーチ、
ビル・ボウエルマン。

フィリップはただ運動靴を
推薦してもらいたいと
考えていたのだが、
彼は予想外の提案をしてきた。

ビジネスパートナーに
なってもいいと申し出たのだ。

話がまとまると、
1964年に会社を立ち上げ
2人は創業資金として
500ドルずつ
資金を出し合った。

それから5年間、
ビル・ボウエルマンは
シューズのデザイン向上に勤め、

フィリップは
日本製運動靴を
車のトラックに
詰め込んでは、
陸上競技大会を
訪ねて販売を続けた。

やがて45名の従業員を擁し
年間100万足を
売り上げる採算性の高い
ビジネスを築き上げていった。

そこで、
会社名を改めることにする。
その会社名は友人の
ジョンソンが夢で見た名前。

羽を持ったギリシャ神話の
勝利の女神・・・

「ナイキ」

アメリカでとても有名な
サクセスストーリー。
フィリップ・ナイトの物語。

あなたはご存知
だったかもしれませんが
この話には裏話があるのです。

実は、このナイキの
有名な話なのですが
フィリップとボウエルマンの2人は
ナイキの立ち上げ時は
副業で行っていたというのです。

フィリップは
本業の経理の仕事をしながら
副業として陸上競技大会に
運動靴の販売。

ビル・ボウエルマンは
陸上のコーチをしながら
シューズのデザイン向上を。

副業で始めたビジネスが
今やスポーツブランドで
企業年間売り上げが約3兆円と
世界1位です。

一般的に起業するには
大きなリスクを背負って、
ビジネスをしなければ
いけないと思いますよね。

年商100億円以上の会社を2社、
50億円以上の会社が2社、
10億円以上の会社を10社以上保有する
アメリカの起業家、
マイケル・マスターソンは言います。

ビジネスを成功させる上で
最も安全で確実な方法は何か?

経験から言わせて貰えば、
前代未聞の
ビジネスアイディアを思いつき、
全財産をつぎ込むことではない。

むしろ、
フィリップ・ナイトのように
ゆっくりと発進することだ。

ビジネスに必要となる
資金や人材を少しずつ集め、
人脈を作り、 ビジネスプランを
練り上げることであり、
立ち上げたビジネスが
十分に利益をあげ、

給与がなくても
やっていけるようになるまで、
本業を止めないことである。

(『臆病者のための科学的起業法』より)

起業をする際に、
素晴らしいアイディアを思いつき
そのアイディアを試すだけのために

今の会社を辞めるのは
リスクが大きすぎますよね。

そのアイディアが
本当にうまくいくかわかりません。

大きなリスクを背負って
起業をしなくても大成功を
収めることができる、
ということは

フィリップ・ナイト物語で
証明されていますよね。

もし、
あなたが今の仕事を
続けながら 副業から
成功したいと思っているのであれば
P36を開いてください。

副業から成功するために
誰もが知っておくべき事が
書かれています。

『臆病者のための科学的起業法』の詳細はこちら

臆病者のための科学的起業法

『臆病者のための科学的起業法』の目次

FOREWORD 起業家に一撃を与える1冊
INTRODUCTION 成功した起業家 その真の姿

PART1 夢を現実にする

Chapter1 起業家はリスクを恐れない?
Chapter2 最も重要な問いかけ
Chapter3 頭からビジネスに突っ込むな

PART2 行動に移す

Chapter4 恐怖心を乗り越える
Chapter5 人材が魔法を呼ぶ
Chapter6 パワフルな人脈づくり

PART3 最適販売戦略
Chapter7 マーケティングの達人になる

PART4 マネジメント

Chapter8 成長への舵取り
Chapter9 リーダーを有能たらしめるもの
Chapter10 ビジネスを組み立てる

APPENDIX 成功する起業家の条件

著者紹介

マイケル・マスターソン

マイケル・マスターソンは、目覚ましい成功を収めたビジネスキャリアの中で3億ドルの会社をはじめ、1億ドルを超える会社を1社、1千万ドルを超える会社を十数社、築き上げてきた。

彼は、電子ニュースレター「アーリー・トゥー・ライズ(Early to Rise)」で、30万人を超える熱心なファンを獲得している。

大富豪の仕事術』(ダイレクト出版)は『ウォール・ストリート・ジャーナル』『ニューヨーク・タイムズ』 Amazon.com、バーンズ・アンド・ノーブルでベストセラーとなっている。 ベストセラーになった既刊には、『社員を動かす社長のカリスマ仕事術』『大富豪の起業術』『臆病者のための科学的起業法』(いずれもダイレクト出版刊)などがある。

『臆病者のための科学的起業法』の詳細はこちら

ビジネス書を読むときのコツ

ビジネス書を読むとき
最初のページから最終ページまで
全ての内容を読もうとする必要はありません。

本に書いてある内容はあくまで
あなたのビジネスに役立てるための
ツールだからです。

今あなたが困っている課題を解決するアイデアを
探すように読んでみてください。

役に立つアイデアが見つかったら
本を読むのを中断して
すぐにそれを行動に移してみてください。

そうすることで、買った本を
ただの読み物で終わらない
生きた情報にすることができます。