交渉術の本「NO!」によると、
私たちがよく口にしているのは「たぶん」だろう。
「たぶん」は人の気持ちを傷つけない。
人を拒絶しない。取引を台無しにしない。
「たぶん」で負け犬は生まれない。だが、交渉における「たぶん」は
あなたをどこへ導いてくれるのか。どこへも導いてはくれない。
「たぶん」と言っても、状況は明らかにならない。
相手から役立つ情報や反応を引き出すことはできない。
「たぶん」では、何も言っていないのと変わらないからだ。(中略)
交渉では、「たぶん」のせいで、
時間やエネルギー、お金が無駄になる。(『NO! ビジネス心理戦で絶対に負けない「超」交渉術』より)
とあります。
交渉ごとで「たぶん」というのは
最悪の言葉なんだそうです。
著者のジム・キャンプによると
たぶんという言葉を信じて見切り発車をした結果
多大なお金と労力が無駄になったケースは
枚挙にいとまがないそうです。
中には「たぶん」を信じて
多額の仕入れをして倒産した会社も。
私たちは日常的にたぶんという言葉を
使ってしまいがちですが
「たぶん」という言葉は相手に
自信のなさを印象づけてしまう上に
損害まで与えるケースもあります。
もし、それが大事な取引先や
仲の良い友人だったりしたら
取り返しのつかないことになります。
「たぶん」を使わないだけで
自信のある信頼できる人という印象を
与えることができるわけです。
逆に相手から頻繁に「たぶん」という
言葉が出てくるようなら注意して
行動したほうがいいかもしれませんね。
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