グループを相手に説得するときは、
あなたが主張している意見をほかの人々の事例や
ほかの人々が示している証拠と
結びつけて提示すると非常に強い効果を発揮し、「何をすべきか」自信がない人を
行動に導きやすくなる。(『説得の心理技術』(デイブ・ラクハニ著より)
人は自分と似た境遇の人の行動を
無意識のうちに参考にしています。
例えば、自分と同じ仕事をしている人が
どんな本を読んでいるのかとか
どういった将来プランを持っているのか
といった人の行動が気になるわけです。
これは誰かに何かを売り込むようなとき
非常に強力な心理操作として機能します。
ある集団に属する人が何かについて
説得されて行動したとき、
そのグループ内の他の人は芋づる式に
説得される可能性が高くなるのです。
逆に言うと、こういう技術を駆使して
説得しようとする人もいるので
気をつけたほうがいいかもしれませんね。
『説得の心理技術』の目次
はじめに
Chapter1 操作
Chapter2 説得
Chapter3 ペルソナ 目に見えない説得者
Chapter4 パワーと信頼性の移行
Chapter5 ストーリーを語る
Chapter6 グルダム
Chapter7 信じたいという欲望
Chapter8 親近感
Chapter9 排他性と入手の可能性
Chapter10 好奇心
Chapter11 関連性
Chapter12 許可を与える
Chapter13 すばやく説得できるツール
Chapter14 説得の方程式
Chapter15 説得力を営業販売に生かす方法
Chapter16 説得力ある宣伝広告を制作する方法
Chapter17 説得力ある交渉術
Chapter18 電子通信技術を利用して説得する方法
Chapter19 説得術の習得
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