「商品を売るためのメッセージなら、
ストーリーが効果的」
あなたもこんなことを
聞いたことがあるかも知れません。
カリフォルニア大学出身の
脳科学者がある実験をしました。
その実験では、靴を売るために、
2つのストーリーを作りました。
この2つのストーリーの展開は、
全く同じ。
にもかかわらず、、、
ストーリーを見た後に、
その靴が欲しいか?という
質問をしたところ、
一方のストーリーでは、
欲しいという人が全然いなかったのに、
もう一方は、
欲しいと言った人が多くいたのです。
一体なぜ、
全く同じ展開のストーリーなのに、
一方だけが顧客の「欲しい」を
引き出すことができたのでしょうか?
実は、この2つのストーリー、、
展開は全く一緒なんですが、
たった1つだけ、
ほんの小さな違いがありました。
その違いとは、、、
「主人公の数」
一方は、エレンという女性が
「空港の中を走って、
ギリギリフライトに間に合った」
というストーリーだったのに対して、
もう一方は、”エレンの家族全員”が
「空港の中を走って、
ギリギリフライトに間に合った」
というストーリーだったのです。
その結果、、
ストーリーの展開は
全く同じだったにもかかわらず、
主人公が1人の時の方が、
そのストーリーに出てきた商品(靴)を
「買いたい」と言う確率が高くなったのです
でもなぜ、主人公が1人の時のほうが、
「買いたい」という確率が
高くなったのでしょうか?
脳科学者によれば、それは、
私たちがストーリーを見たときに感じる
「共感」が関係しているといいます。
私たちに備えられた、
「共感」というシステム。
これは、対象が個人に限定され、
集団には働きにくくなる
ということがわかっています。
なぜなら、
私たち人間は、何万年もの間、
固い絆で結ばれた小さい集団を
形成して生きてきており、
進化の過程で、気を配る対象の輪が
ごく限られた人々から
増えることはなかったからです。
つまり、私たちは、
1人の人間には強い興味・共感を示しますが、
集団に対してはそうではないということです。
結果、同じ展開のストーリーであっても、
主人公が1人の時のほうが、興味や共感が強く、
そのストーリーに出てくる靴を
「欲しい」と言う確率も
高くなったというわけです。
今回の実験では、
展開は全く同じストーリーにもかかわらず、
主人公の数が違っただけで、
人々の感情や行動は大きく変わりました。
このように、人を動かしたり、
商品を売ったりするためのストーリーには、
押さえておきたいキーポイントがあります。
そのポイントを押さえてなければ、
せっかくストーリーを作って伝えたとしても、
効果が半減してしまいます。
だから、もしあなたも、
ストーリーを使ったメッセージで、
もっと商品を売っていきたいなら、、、
売れるストーリーに欠かせない
ポイントを押さえてから、
ストーリーを作ってみてください。
そうすれば、きっと今よりも
相手に響くストーリーを語ることができ、
商品ももっと売れるようになるでしょう。
ちなみに、
売れるストーリーを作るポイントは、
今日お話ししたもの以外にも7つあります。
もしあなたが、
ストーリーの力を使って
売れるメッセージを作りたいなら、、、
こちらの本がおすすめです。
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